このベンチは、金沢を歩くことを楽しんで観光して頂くために設置しました。
金沢駅からまちなかに向けて計11カ所、11種類のベンチが設置されています。
このベンチはかつて城下町に賑わいや恵みをもたらした北前船や港をイメージし、それぞれの設置場所の景観に合わせてデザインされています。
北前船の帆柱に見立てた支柱の先端にあるQRコードをスマートフォンで読み取り、その場でしか見られない歴史や観光情報などを得ながらまちなかを回遊することができます。
本体の素材には、北前船にも用いられ、金沢の歴史ともゆかりの深い県産材の能登ヒバ(アテ)が、脚には金沢城の石垣にも用いられた戸室石が使用されています。
また、金沢駅のシンボル「鼓門」と同様に頑丈な大断面集成材と、雨や雪にも強い塗料を使用しています。このベンチを通して、金沢の歴史と魅力をさらに知って頂けることを願っています。